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カウンセリングとは?考えることと感じることの考察

「考える」は、頭で思考している事であり「感じる」は、身体で感じている事である。
この「考える」と「感じる」との間に違いが生じることがある。


3年前の職業相談を担当していた時のであるが「相談者に気を遣わねば」と考える一方で「面倒くさいどうでもいい」と感じる時や、「相談者など怖くはない」と考える一方で、「毎回ドキドキと不安」を感じる時が間々あり、感情と思考の葛藤を日々を繰り返し、自分なりに感情と思考にバランスをとりながら職業相談をしていたことがある。

 

職業相談もカウンセリングの一範疇と思料する。

 

人は誰でも、感情に気づくことで、次にどのようにすべきか、その感情に応じた考えを選択し、その調和をとりながら日々生活している。

 

カウンセリングは「感じる」ことと、「考える」ことの不一致で、悩みや苦しみを抱えるクライアントの相談であり、その悩みの多くは感情から発していると考えられる。カウンセリングはクライアントの気づいていない内面に焦点を当て、共感し傾聴することによって、クライアントの素直な感情を共感的に理解し、クライアント自身の成長力や生きる力をみることが大切である。


人間は誰でも、頭で「考える」自分を、身体的なレベルで「感じる」自分に目を向けないまま、勝手な解釈で自己理解をしてしまい「考える」と「感じる」に不一致が生じ精神的な不安や苦しみが大きくなる。この苦しみから解放させるためには、「考える」自分と「感じる」自分を、をできるだけ一致するようにするようにカウンセリングすることが肝要である。


当然ながら、カウンセラー自身も「考える」と「感じる」を一致させなければならない。